
この記事は、2017年5月28日現在の情報を基に構成しています。
ヤンゴン・インターナショナル・エアポート(ヤンゴン国際空港)ターミナル1の運用が2016年から始まっている。
2017年5月現在では、ANAをはじめ、AirAsia、大韓航空、中国国際航空、中国東方航空、キャセイドラゴン航空など日本を発着する多くの航空会社がターミナル1を利用している。チャイナエアライン、タイ国際航空、マレーシア航空は、ターミナル2を利用。
今回は、ターミナル1に焦点をあてて、旅行者の最初の関所である到着ゲート近辺を中心に紹介してみようとおもう。
目次
ヤンゴン国際空港(RGN)の全貌
ターミナルは全部で3つ、ターミナル1と2が国際線、3が国内線だ。ヤンゴン市内から空港に向かうと手前から3,2,1という具合にならんでいる。
道路側から建物に向かって右から1,2,3だ。ターミナル間はシャトルバスが走っている。
15分間隔でターミナル3>2>1>3の順に運行していると案内されている。実際に15分間隔で運行しているかは未確認。
ターミナル1の構成と1階Grand Floor
1階(GF)は、イミグレーション(入国審査)とチェックインカウンター、2階(1F)は、イミグレーション(出国審査)と搭乗ゲート、3階(2F)は、ショップといった構成になっている。
① 入国審査
② 預け荷物受取
③ 税関(関税申告)
④ アライバルビザ申請カウンター
⑤ 両替所、スマホキャリアブース
⑥ 両替所、スマホキャリアブース
⑦ ATM
⑧ インフォメーションカウンター
⑨ タクシー手配カウンター
⑩ 直接タクシーが拾えそうな場所
1階のインフォメーションではターミナル1の案内図がもらえる。事前にフロアマップを確認したい人はヤンゴン国際空港のWebサイトを見てみよう。
リンク:ヤンゴン国際空港 http://yangonairport.aero/airport-directory-terminal-1/
到着から入国審査、預け荷物受け取り、関税申告(フロアマップ①、②、③)
機内で入国カード(Arrival Card)と関税申告用紙(Custom Declaration Form)を受け取り記入しておこう。飛行機を降りたら1階の入国審査へと向かう。
お隣のバンコクと違って、すごく混雑しているというのは見たことがない。が、前方に入国審査でもめている人がいるとなかなか進まないので、前をよく見て並んだ方がいい。
日本人の場合、「こんにちは」とにこやかにあいさしながらパスポートを差し出し、有効なビザを所持しており、入国カードにひととおり記載があれば、もめることはめったにないだろう。
入国審査を通過したら、BAGGAGE CLAIMで荷物を受け取り、関税申告するものがなければ、出口付近で関税申告用紙を集めている係りの人に「ミンガラーパー」と元気よく声をかけ、記載済みの用紙を渡せば入国手続きは終了。
ゲートをくぐれば出迎えの人たちで熱気あふれる到着ロビーに出る。
アライバルビザを取得する人(フロアマップ④)
ビジネスビザ等でヤンゴン国際空港到着時にビザを取得しようとする人は、案内図にある「VISA ON ARRIVAL」のカウンターへと進む。経験では書類がしっかりそろっていれば特に難しいことを聞かれることもなく、数分で審査は終わる。
今のところ、アライバルで観光ビザは取得できないので、観光ビザで入国しようとする人は事前にビザを取得しておくことが必要だ。今はネットで申請ができるe-VISAが簡単でおススメ。
まずは両替(フロアマップ⑤、⑥、⑦)
出国手続きが終わり到着ロビーへ出ると、目の前に出迎えの人達がたくさんいて、その向こう側(フロアマップ⑤)と左向こう側(フロアマップ⑥)に両替所とスマホキャリアのブースが並んでいる。
空港にある両替所のレートは、100ドル札を両替する場合、ダウンタウンにあるレートのよい両替所と比べると少し悪いが、その差はわずかだ。
したがって、ホテルに到着してからわざわざ両替しに行く手間を考えると、とりあえず最低限必要な分はここで両替してしまうことをおススメする。ただし日本円は扱っていない。
両替レートが気になる人は、事前にネットで確認しておくとよい。ダウンタウンにある比較的レートがよく、日本円も両替できる両替所「ホワイトベイ」では日々のレートをネットで公開している。
リンク:ホワイトベイ両替所 http://whitebay-consulting.com/money_changer/
遅い時間に到着し両替所が閉まっている場合や、ドル紙幣を持っていない場合は、キャッシング機能付きのクレジットカードなどを使ってキャッシングすることができるATMがある。
チェックインカウンターがある方に歩いていくと空港案内所(インフォメーション)のとなりにATMが並んでいる(フロアマップ⑦)ので、ここを利用するとよい。
SIMフリーのスマホをもっている人は(フロアマップ⑤、⑥)
ミャンマーには現在、MPT(エムピーティー)、Telenor(テレノ)、Ooredoo(オーレドゥ)と3つのキャリアが存在し、両替所のとなりには各社のブースが並んでいる。ここでSIMカードとTopUpカードが購入できる。
各社いろいろなプランがあってそれぞれ特徴をだしているが、TopUpカードの入手がしやすいMPTをおススメしておく。
MPTの10000KsのTopUpカード
SIM購入後、デフォルトでは「Swe Thahar」というプランが設定されていて、通話 23Ks(チャット)、SMS 1通10Ks、データ通信 6Ks/MBとなっている。
とりあえず5000Ksか10000Ks分TopUpしておけば、ホテルの無料WiFiと併用すれば1週間ぐらいの旅行計画であれば十分ことたりるとおもう。
データ通信が多い人向けには、「Colorful Data Packs」というデータ通信用のプランが用意されている。
通信方式はGSM/WCDMA(3G)である。
リンク:MPT http://mpt.com.mm/en/home/mobile-services/data/
ヤンゴン市内マップをもらっておこう(フロアマップ⑧)
ホテルには、たいていどこでも無料のヤンゴン市内の地図が置かれているが、いち早く入手したい人は空港案内所でもらうことができる。
カウンターに置いてあるので、「ミンガラーパー」と受付の人に声をかけて取っていけばよい。ターミナル1のフロアガイドも置いてある。
ヤンゴン市内マップ
フロアガイド
TAXIの利用(フロアマップ⑨、⑩)
入国ゲートから到着ロビーに入ってすぐ左手にTAXIの案内所がある。ダウンタウンまで8000~10000Ks、チケットを発行してくれるが、料金は後払い。
カウンターが混んでいて待ちきれない人は、建物を出て左側のDeparture入り口の方(フロアマップ⑩)へ歩いていき、市内から人を運んできたタクシーをつかまえて交渉すると少しは早くなるかもしれない。ダウンタウンまで8000Ksが相場。
一度建物を出てから、もう一度中に入ろうとする場合、Departureの入り口でセキュリティチェックを受ける必要があるので注意が必要だ。
以上、ヤンゴン国際空港の情報をお届けしました。
(この記事は2017年5月28日現在の情報を基に作成しています。)